2009年01月02日 (金)
3級商業簿記、2級商業簿記をマスターしたら、次はいよいよ2級工業簿記へと進むことになります。
商業簿記では、完成した商品を仕入て販売するということでした。
工業簿記では、材料や半製品を仕入れて加工し、決算期には未完成の「仕掛品勘定=仕掛品a/c」と完成済の「製品a/c」に振り分ける作業が行われます。
総合原価計算と個別原価計算の初歩的な知識が必要となりますが、原価計算理論の詳細についてまでは、今の段階では深入りしない方が良いと思います。また、出題の大半は「総合原価計算」です。
そこで、原価計算の基本構造について、簡単ですが解説することにします。
原価は大きく、直接材料費(VC)直接労務費(FC)製造間接費配賦額(FC)の3つに分類できます。VCは変動費の略、FCは固定費の略です。変動費は生産量に比例して増減するもの、固定費は、生産量の増減には関係なく発生するもの、こういう理解で良いと思います。
ここで、直接労務費について、少し考えてみましょう。正規社員はFCですが、期間従業員や派遣社員はVCの性質を持っています。つまり生産量の増減に応じて調整可能な労務費であるということです。
原価計算を考える場合、1つの工場をイメージすると解りやすいと思います。製造現場で働いている人達は「直接労務費」、その他工場には、設備課、資材課、安全衛生課、品質管理課、経理課などがあります。こういう課で発生する経費をひっくるめて、これらを「製造間接費」と呼んでいます。
製造間接費は、例えば設備課の経費は電力消費量に応じて配賦、資材課の経費は、資材購入額に応じて配賦、経理課などの経費は製造現場に配置した要員数に応じて配賦などとして、各企業毎に配賦基準が定められています。絶対的な基準はありません。企業の生産形態等に応じて合理性が認められればOKです。
FCのもつ意味は、例えば1000個の生産量があれば1億円のFCを負担できる工場があるとします。この時、1個当たりのFCは10万円です。ところが、生産量が500個に落ちると1個当たりのFCは20万円になります。VCではこうなりません。解りますね?
この場合、FC負担が倍増したからと言って、簡単に売り値に反映することもできませんよね。そんなことをすれば益々消費者は遠ざかります。そして、売値に転嫁できなければ、500個×10万円=5000万円しか固定費を吸収することができないので、残り5000万円が損失となってしまうというわけです。
また、設備課や経理課にも派遣社員はいるのでは?そうすると、間接費の大半を占める間接労務費の中にも、VCに分類される部分があるってことだよね。
つまり、「派遣社員の人件費」などは製造業では「直接材料費」と同じに扱われているということなんです。
FCの不思議さはこれだけではありません。原価計算をもっと勉強すると、更に会計学がおもしろくなります、ョ。
まっ、多くの社労士さんは、こんなことわざわざ教えて貰わなくても知ってたよ、なんて思ってるんでしょうねぇ。
でもね、1級レベルの原価計算となると、公認会計士さんはともかく、税理士さんの中でも希少価値があるんです。試験合格組でも大多数の人は苦手意識を持っています。簿記論の中には「原価計算」はありませんからね。だからこそ、1級簿記検定の合格は、社労士さんや行政書士さんの場合は、大きな武器になります、ョ。経営分析なんかも超簡単になりますからね。
メルマガ17号、予約しました。今回は少し時間不足で言葉足らずの感じです。許してね
商業簿記では、完成した商品を仕入て販売するということでした。
工業簿記では、材料や半製品を仕入れて加工し、決算期には未完成の「仕掛品勘定=仕掛品a/c」と完成済の「製品a/c」に振り分ける作業が行われます。
総合原価計算と個別原価計算の初歩的な知識が必要となりますが、原価計算理論の詳細についてまでは、今の段階では深入りしない方が良いと思います。また、出題の大半は「総合原価計算」です。
そこで、原価計算の基本構造について、簡単ですが解説することにします。
原価は大きく、直接材料費(VC)直接労務費(FC)製造間接費配賦額(FC)の3つに分類できます。VCは変動費の略、FCは固定費の略です。変動費は生産量に比例して増減するもの、固定費は、生産量の増減には関係なく発生するもの、こういう理解で良いと思います。
ここで、直接労務費について、少し考えてみましょう。正規社員はFCですが、期間従業員や派遣社員はVCの性質を持っています。つまり生産量の増減に応じて調整可能な労務費であるということです。
原価計算を考える場合、1つの工場をイメージすると解りやすいと思います。製造現場で働いている人達は「直接労務費」、その他工場には、設備課、資材課、安全衛生課、品質管理課、経理課などがあります。こういう課で発生する経費をひっくるめて、これらを「製造間接費」と呼んでいます。
製造間接費は、例えば設備課の経費は電力消費量に応じて配賦、資材課の経費は、資材購入額に応じて配賦、経理課などの経費は製造現場に配置した要員数に応じて配賦などとして、各企業毎に配賦基準が定められています。絶対的な基準はありません。企業の生産形態等に応じて合理性が認められればOKです。
FCのもつ意味は、例えば1000個の生産量があれば1億円のFCを負担できる工場があるとします。この時、1個当たりのFCは10万円です。ところが、生産量が500個に落ちると1個当たりのFCは20万円になります。VCではこうなりません。解りますね?
この場合、FC負担が倍増したからと言って、簡単に売り値に反映することもできませんよね。そんなことをすれば益々消費者は遠ざかります。そして、売値に転嫁できなければ、500個×10万円=5000万円しか固定費を吸収することができないので、残り5000万円が損失となってしまうというわけです。
また、設備課や経理課にも派遣社員はいるのでは?そうすると、間接費の大半を占める間接労務費の中にも、VCに分類される部分があるってことだよね。
つまり、「派遣社員の人件費」などは製造業では「直接材料費」と同じに扱われているということなんです。
FCの不思議さはこれだけではありません。原価計算をもっと勉強すると、更に会計学がおもしろくなります、ョ。
まっ、多くの社労士さんは、こんなことわざわざ教えて貰わなくても知ってたよ、なんて思ってるんでしょうねぇ。
でもね、1級レベルの原価計算となると、公認会計士さんはともかく、税理士さんの中でも希少価値があるんです。試験合格組でも大多数の人は苦手意識を持っています。簿記論の中には「原価計算」はありませんからね。だからこそ、1級簿記検定の合格は、社労士さんや行政書士さんの場合は、大きな武器になります、ョ。経営分析なんかも超簡単になりますからね。
メルマガ17号、予約しました。今回は少し時間不足で言葉足らずの感じです。許してね

13:36 | 社会保険労士の為の自己啓発 |
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