2009年06月04日 (木)
2日(火)のクローズアップ現代で、SSRIと攻撃性のことが取り上げられていた。ご覧になった人も多いと思う。
最近は「心のやまい」が増えている。賢明な人が、勇気を振り絞って精神科へ行ったにも関わらず、挙句が「悪化」という悲劇につながるのであれば、我が国の精神疾患医療体制を抜本的に見直さなければならない。
とはいえ、原因究明には例によって時間がかかる。しかし、薬物投与によって、軽い「うつ」が重度の「うつ」になるようなことは、断じてあってはならないことだ。
他人が聞くと羨ましく思えるような企業等に勤めていた人達でさえ、自分がいざ定年を迎える段になると、軽度のうつ状態やノイローゼ気味になる人が出てくる。
60歳からの急激な収入減に頭がついていかなくなるからだ。立場的なプライドだけが独り歩きして、新しい環境に順応できないことが主な原因だと思う。
「自分はもう、社会から必要とされなくなったのではないか?」そんな疑問もわき起こってくる。こんな時の家族の対応が、その後の家族の人生設計を大きく左右するようになる、ということを肝に銘じておくことだ。
家族の1人が「アルツハイマー症」になるまでの道のりは、様々だ。脳卒中や脳梗塞などで、脳血管障害で治療を受けた後ならば、家族の注意も「病気」に向けられるので、理解が得やすい。
しかし、小さい頃から厳しく子供達を躾け、育て、教育してくれた、尊敬すべき父や母から、突然、財布が無くなった、通帳が無くなったと言われた者の心の状態を考えて欲しい。しかも、いくら「私では無い。」と説明しても、納得してくれなかったとしたら・・・誰でも情けなくなるのではないか?
子供が5人いれば、5人に、みんな違うことを話すようになる。正常な状態なら、こんなことを子供に言うのははばかられると感じて、親の方で言葉をのみこむものだが、理性を無くしているので、抑制ができない。
親から離れて暮らしていれば、情報を得る手段は主に電話になるだろう。セールスマンからの電話であれば、「やかましい!」と一喝して電話を切ることもできるが、50代60代になった子供が親に対して、そんなことができるわけもない。
自分の心がズタズタになっても、黙って話を聞くしかないのだ。しかも夫婦とは違って「縁」を切ることもできない。
皆さんも、これまで誠実で誰にも親切だった親が、突然、別人格者のようなふるまいを行うようになった時は、アルツハイマー症を疑った方が良いと思う。早く病院に行かせることができれば、発症のスピードを遅くすることはできる。ただ、親が素直に子に従うかどうか、それが問題なのだが・・・家族みんなが、それが「病気」であることを理解するのが難しい、これがアルツハイマー症の特徴と言える。
先ず、周囲の者が、親の「病気」を正しく理解し受け入れることが大切だ。
仏教用語に、「悪舌は功徳の種を断ず。」というのがある。親切で美しい言葉を使うようにと、私のブログでは再三推奨しているのは、このことがあるからだ。
アルツハイマー症になる前までの親は、それまで一生懸命に理性を働かせて、子供達の為に「言葉に出さず」我慢してきたのだから、「病気」になった後は、子供達がそれを受けとめてあげなくてはならない。
ただ、受け止め方にはコツがある。「決して額面通りには受け取らないこと」だ。
親から、誰それの悪口や毒舌を散々聞かされたとしよう。それをそのまま受け取ったりすれば、あなたが「うつ」になる危険があるのだ。極端な話、受話器を遠くに離し、直接耳に当てなければ良い。そして、時たま、「ふん、ふん、それから・・」などとあいづちを打っておけば良い。
こうしておけば、「悪口」や「毒舌」が他に伝染することは無い。但し、聞いたあなたは、大変苦しい思いをすることになる。
こんな時に、気の利いた配偶者が側にいて、「お疲れ様、きょうも良い親孝行をしたわね」なんてことを言ってもらうと、救われるというものだ。
これからの時代は、誰もがカウンセリング・マインドを身につけなければならないのではないかと、つくづく思う。
皆さんは、どう思いますか?
最近は「心のやまい」が増えている。賢明な人が、勇気を振り絞って精神科へ行ったにも関わらず、挙句が「悪化」という悲劇につながるのであれば、我が国の精神疾患医療体制を抜本的に見直さなければならない。
とはいえ、原因究明には例によって時間がかかる。しかし、薬物投与によって、軽い「うつ」が重度の「うつ」になるようなことは、断じてあってはならないことだ。
他人が聞くと羨ましく思えるような企業等に勤めていた人達でさえ、自分がいざ定年を迎える段になると、軽度のうつ状態やノイローゼ気味になる人が出てくる。
60歳からの急激な収入減に頭がついていかなくなるからだ。立場的なプライドだけが独り歩きして、新しい環境に順応できないことが主な原因だと思う。
「自分はもう、社会から必要とされなくなったのではないか?」そんな疑問もわき起こってくる。こんな時の家族の対応が、その後の家族の人生設計を大きく左右するようになる、ということを肝に銘じておくことだ。
家族の1人が「アルツハイマー症」になるまでの道のりは、様々だ。脳卒中や脳梗塞などで、脳血管障害で治療を受けた後ならば、家族の注意も「病気」に向けられるので、理解が得やすい。
しかし、小さい頃から厳しく子供達を躾け、育て、教育してくれた、尊敬すべき父や母から、突然、財布が無くなった、通帳が無くなったと言われた者の心の状態を考えて欲しい。しかも、いくら「私では無い。」と説明しても、納得してくれなかったとしたら・・・誰でも情けなくなるのではないか?
子供が5人いれば、5人に、みんな違うことを話すようになる。正常な状態なら、こんなことを子供に言うのははばかられると感じて、親の方で言葉をのみこむものだが、理性を無くしているので、抑制ができない。
親から離れて暮らしていれば、情報を得る手段は主に電話になるだろう。セールスマンからの電話であれば、「やかましい!」と一喝して電話を切ることもできるが、50代60代になった子供が親に対して、そんなことができるわけもない。
自分の心がズタズタになっても、黙って話を聞くしかないのだ。しかも夫婦とは違って「縁」を切ることもできない。
皆さんも、これまで誠実で誰にも親切だった親が、突然、別人格者のようなふるまいを行うようになった時は、アルツハイマー症を疑った方が良いと思う。早く病院に行かせることができれば、発症のスピードを遅くすることはできる。ただ、親が素直に子に従うかどうか、それが問題なのだが・・・家族みんなが、それが「病気」であることを理解するのが難しい、これがアルツハイマー症の特徴と言える。
先ず、周囲の者が、親の「病気」を正しく理解し受け入れることが大切だ。
仏教用語に、「悪舌は功徳の種を断ず。」というのがある。親切で美しい言葉を使うようにと、私のブログでは再三推奨しているのは、このことがあるからだ。
アルツハイマー症になる前までの親は、それまで一生懸命に理性を働かせて、子供達の為に「言葉に出さず」我慢してきたのだから、「病気」になった後は、子供達がそれを受けとめてあげなくてはならない。
ただ、受け止め方にはコツがある。「決して額面通りには受け取らないこと」だ。
親から、誰それの悪口や毒舌を散々聞かされたとしよう。それをそのまま受け取ったりすれば、あなたが「うつ」になる危険があるのだ。極端な話、受話器を遠くに離し、直接耳に当てなければ良い。そして、時たま、「ふん、ふん、それから・・」などとあいづちを打っておけば良い。
こうしておけば、「悪口」や「毒舌」が他に伝染することは無い。但し、聞いたあなたは、大変苦しい思いをすることになる。
こんな時に、気の利いた配偶者が側にいて、「お疲れ様、きょうも良い親孝行をしたわね」なんてことを言ってもらうと、救われるというものだ。
これからの時代は、誰もがカウンセリング・マインドを身につけなければならないのではないかと、つくづく思う。
皆さんは、どう思いますか?
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